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実績紹介

バイオテクノロジー

大阪のバイオベンチャーとの新薬共同開発について

医薬品業界において、「安全性」というものは最も重視されるべき事項のひとつです。グローバル化が進み、国境を越えた安全性の保障が必要とされています。私たちは安全性を高めるために、製品開発の早期から市場に出たのちの患者さんの安全性の確保を見据えて対応することが必要です。さらに、患者さんの信頼を得るためには患者さんと医療者とのコミュニケーションを充実させることが必要不可欠です。患者さんが不安に感じていることや疑問に思っていることをヒアリングし、納得のいくまで話し合いを行ってから次の治療へと進んでいけることが理想です。

現在患者さんから聞くことが多い要望としては「複数の選択肢を示してほしい」「効果の強さや副作用について事前に確認しておきたい」という声があります。担当医が多くの患者さんを抱えているケースが多く、担当医自らが時間を作ってカウンセリングを行うことは難しいことが多いですが、担当を医師のみ決めるのではなく、看護師やカウンセラー、薬剤師を含めた「チーム」で構成することは患者さんの不安を解消する一つの手立てになると考えています。チーム制でそれぞれが専門分野に責任を持つことで、視野が広い医療が提供できると考えます。また、医療システムを改革し、電子カルテ制度を採り入れるなど、患者さん自身が情報を確認できる環境を構築することも重要です。

医薬品は「効果と副作用」のバランスで成り立っているため、副作用のない薬というのはありません。しかし、副作用としてのリスクを的確にとらえ、想定範囲としてのリスクマネジメントをあらかじめ備えておくことが患者さんの安心に繋がると考えています。またそのことによって製品としての医薬品の最大価値を患者さんに届けられるものと考えています。私たちはこれまでの医薬品で発生した様々な事象や経験を医療機関や患者さんに共有し、説明責任を果たすべく「安全性」に関する取り組みに全力で取り組んでいます。

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